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キャンパス内の省エネ推進

サステイナブルキャンパス実現のためには、大学キャンパスの消費エネルギーを削減してCO2排出量を削減する必要があります。そこで私たちは、キャンパス内の省エネ推進の活動として以下の3つの活動を実施しています。

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大学のエネルギー消費の実態調査

TSCPチームの協力により、キャンパスのエネルギー消費量データを分析

キャンパス内の省エネを推進するためには、まずはエネルギー消費の実態を調査する必要があります。そこで私たちは、これまで十分に活用されていなかった、大学が保有するキャンパスのエネルギー消費量のデータについて分析を行い、その結果をもとに省エネに向けた提案や行動を展開しています。
具体的には、2016年に駒場祭開催時の消費エネルギー量の分析と削減の提案を行いました。また、キャンパスの建物ごとのCO2排出量を可視化した模型を作成・展示し、キャンパスにおける省エネの重要性を周知する活動も行っています。

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「SHUT the SASH」プロジェクト

化学系実験装置であるドラフトチャンバーの稼働による消費電力にフォーカス

東京大学では、エネルギー消費全体のうち化学などの実験系が占める割合が多く、研究と両立したうえで実験系のエネルギーを削減することが重要です。そこで私たちは、ドラフトチャンバーにおける消費電力改善の可能性に注目しました。ドラフトチャンバーとは、化学実験などで発生する有害気体を排気する装置のことです。実験をしていない時にドラフトチャンバーのサッシュを開放していると、消費電力に無駄が生じてしまいます。
そこで学生委員会では、不使用時にはサッシュを閉めることを学生に啓発する「SHUT the SASH」という活動を展開しています。具体的には、啓発ステッカーやポスターを作成し、キャンパスに掲示したり研究室に配布したりしています。

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東大建物の環境性能評価プロジェクト

既存の建物のサステイナビリティ評価ツールを利用し、東大建物の環境性能を評価

東大の建物は環境性能の明確な目標を持たないまま施工・運用されていることが多く、環境に配慮した運用や新築・機器更新の戦略策定が難しい現状となっています。一方で、TSCP2030のビジョンの中では、2030年度までに2006 年度比でCO2 排出量50% 削減を目標としており、この大きな省エネ目標の達成のためには個々のユーザーの意識改革が必要です。
そこで、既存建物のサステイナビリティ評価ツールを利用し、エネルギーや水の使用量といったデータから、学内の建物ごとに環境性能評価を行い相対的な環境性能を明らかにすることで、適切な運用・更新戦略策定への貢献や建物ユーザーの意識改革を目指すプロジェクトを始動させました。

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